7月27日は土用の丑の日
今年の、夏の土用の丑の日は明日7月27日です。
「鰻」
ふっくらとして脂がのった身と、香ばしいタレと山椒の香り・・・
想像しただけでよだれが出そうです(笑)
本来鰻の旬は10~12月ですが、何故に夏場に食べられるようになったのでしょうか?
一説には江戸時代に鰻の売れない夏場に鰻屋が平賀源内に相談したところ、「本日丑の日」と張り紙をしたことが始まりといわれています。
ですが、はるか昔の万葉集にも名を連ねる大伴家持が、やせ細った吉田石麻呂を皮肉った歌が起源とも言われています。
家持
「石麻呂(いしまろ)に 吾れもの申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻(むなぎ)とり食(め)せ」
石麻呂
「痩(や)す痩すも 生けらばあらむを 将(はた)やはた 鰻(むなぎ)を漁(と)ると 河に流れな」
なんとも優雅な感じがしますね。
このように、昔から体調を崩しやすい夏にはウナギを食べて栄養をたっぷり摂ろうという考えがあったようです。
現代に土用の丑の日にウナギを食べるのも、土用の丑の日は季節の変わり目にあたる為に体調を崩しやすいので、合理的と言えます。
実際、ウナギにはビタミンAやビタミンB群など、疲労回復や食欲増進に効果的な成分が多く含まれています。
夏バテ防止にはピッタリの食材といえるでしょう。
今日明日のスーパーの鮮魚売り場には鰻がたくさん並ぶでしょうね。
毎年恒例とはいえ、高価な鰻。
みなさんはどうされますか?
食肉業界では豚肉のかば焼きを販売したり、練り物業界でも食感や味を本物の鰻に近づけた商品を売り出したりしています。
それぞれの好みとお財布と相談しながら、栄養を摂って暑い夏を乗り切りましょう。