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食虫植物をご存知ですか?

ここ数年、ひそかなブームとなっている「食虫植物」をご存知でしょうか。

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HiCさんによる写真ACからの写真

 

上の写真の食虫植物は見たことがある方が多いと思います。

「ハエトリグサ」や「ハエトリソウ」と呼ばれるこの二枚貝のような形をした植物は、葉の内側に感覚毛と呼ばれるセンサーが生えていて、獲物がこのセンサーに短時間で2回以上触れると二枚貝状の葉が素早く閉じ、獲物を捕まえます。

触って葉が動くのを見るのは面白いですが、いたずらにそのようにしてしまうと弱ってしまうので注意が必要です。

日当たりが良いところを好みますが真夏の直射日光は遮光して、冬場は屋外で休眠させるとよいようです。

乾燥に弱いため、受け皿に水を張っておき、その水を朝晩入れ替えてあげるのがおすすめです。

 

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cheetahさんによる写真ACからの写真

 

「ウツボカズラ」も多く流通している食虫植物です。虫を誘い込みカップ状になっている袋に虫を落とし込んで消化する植物です。

ちょっと恐ろしい印象も受けますが、艶やかな葉やツルやその先についたつぼがの形状が、個性的なインテリア植物として人気があります。

この時期になるとホームセンターでも販売されています。

 

ウツボカズラも乾燥に弱いのいで湿度を保つようにします。

風通しのよい半日陰の環境が向いています。真夏の暑い時期には遮光する必要があります。

熱帯の植物のため寒さに弱いので、15度を下回る時期になったら室内に取り込んで夜間は保温すると良いようです。

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DebianOoMさんによる写真ACからの写真

見た目のインパクトの強さから「花」というイメージがわきにくい食虫植物ですが、きれいな花を咲かせる種類もあります。

写真は「サラセニア」という名前の食虫植物です。

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Zharuakさんによる写真ACからの写真

 

日本に自生する種類もあります。

栃木県の庚申山や男体山、女峰山、群馬県の袈裟丸山に自生しており、庚申山の自生地は国の特別天然記念物になっています。標高の高いところに自生していて、寒冷多湿の環境で育つ食虫植物です。

 

食虫植物の世界は奥が深そうです。

興味を持たれましたら、インターネットや書物で少し調べてみると面白いかもしれませんね。