篠塚より愛を込めて~|大久保ノート|建築豆知識⑧
こんにちは、建築部の大久保百花です。
最近、「和室の畳をフローリングにしたい」という方が増えてきました。
「フローリングの方か手入れが簡単だから」「雰囲気をガラッと変えたい」
「和室を使わなくなった」などなど
今回は、畳からフローリングへリフォームする場合の施工方法をご紹介します。
メリット/デメリット
まずは、メリットデメリットからご紹介します。
メリット
・床の高さを合わせることができるので段差ができない
・湿気がこもるなど、ダニが発生しやすいなどのトラブルが少ない
・掃除がしやすい
・食べ物や飲み物をこぼしてもシミになりにくい
・家具の跡がつきにくい
・好みの雰囲気の空間にできる
デメリット
・工事日数が1日~2日程度かかる
・畳より断熱性能が劣る
・足元が冷えやすい
・硬くて滑りやすい
施工方法
既存の畳を撤去し、畳の下地の上に根太を並べます。
根太と根太の間に断熱材を敷き、根太の上に合板を張ります。
最後にフローリングを張ります。
フローリングには種類や材質が沢山あるので、床だけでお部屋のイメージを
がらりと変えることができます。
以前、畳からフローリングにリフォームされたお客様からは、
「フローリングにしたことで飲み物などをこぼしても拭き取れるので、
掃除が楽になった」など
「畳だと重い物を置くと跡が残ってしまったり、
傷んでしまうのでフローリングにして良かったです」などなど
フローリングにして良かったとの声があげられます。
フローリングの種類
フローリングと言っても、大きく2種類に分かれます。
無垢フローリング
一本の木から切り出した一枚の板を並べて作ったフローリングの事です。
夏は水分を吸収し、湿度を下げ、冬は水分を放出して乾燥しにくく
快適な空間にしてくれる調湿効果があります。
自然の木材の香りがしますので、香りによるリラックス効果を期待できます。
合板(複合)フローリング
集成材や合板の基材の上に薄くスライスした天然木や化粧シートなどを
張り合わせて作られた床材です。
膨張や伸縮が少なく温度や湿度の変化に強いので
床暖房用に使えるものが多いです。
まとめ
工事期間は、6畳程度であれば1日で工事完成します。
畳からフローリングにするリフォームは段差解消にもおすすめです。
和室の使い方でお悩みであれば、畳をフローリングにしてみませんか。
以上、篠塚より愛を込めて~大久保百花でした。