篠塚より愛を込めて~|大久保ノート|建築豆知識⑤
建築部の大久保百花です。
私がお客様と打ち合わせ行ったり、現場管理の中で学んだ事を、
「大久保ノート」としてお伝えする企画です。
今回は「和室の名称」について紹介していきます。
和室の名称について
和室は日本伝統の部屋ですが、
最近では和室の無いお家も増えてきました。
「和室」と聞けばイメージはつくかと思いますが、
和室内部の細かい名称は中々耳にすることは少ないかと思います。
いくつか紹介していきます。
和室の内装名称
①鴨居(かもい)
障子や襖など引き戸の上枠で溝が彫られた部材。
下枠の敷居の溝と対になり、建具をスライドさせて開閉させます。
②敷居(しきい)
門、出入口などの開口部や、部屋と部屋との間に置いた横木。
鴨居とセットになっており、建具をスライドさせるための溝があります。
③床の間(とこのま)
日本建築で座敷の上座の床を一段と高くした所。
④地板(じいた)
床の間や床脇の床に板を敷いた所。
⑤床板(とこいた)
床の間の床に用いる地板。
⑥床柱(とこばしら)
床の間の片方の装飾的な柱。
⑦長押(なげし)
日本建築で柱から柱へ渡して壁に取り付ける横木。
畳
⑧畳表(たたみおもて)
畳の表面を畳表と言います。
色も種類が沢山あり、和室の印象を大きく左右します。
⑨畳縁(たたみへり)
畳の角を補強するために畳につけられている材料。
畳を傷みにくくし、畳を敷き詰める際に隙間ができないようにする役割があります。
まとめ
いくつか紹介していきましたが、和室には沢山の用語があります。
皆様はいくつ知っていましたか?
日本の伝統的な部屋ですので、沢山知ってもらえたら嬉しいです。
以上、篠塚より愛を込めて~大久保百花でした。