篠塚より愛を込めて~|大久保ノート|建築豆知識③ |
皆様お待たせ致しました。
建築部の大久保百花です。
私がお客様と打ち合わせを行ったり、現場管理の中で学んだ事を
「大久保ノート」としてお伝えする企画です。
今回は障子について紹介していきます。
障子は、桟の組み方などによって様々な種類に分けることが出来ます。
障子の種類はたくさんありますが、どんな種類があるのか、
どんな名前がついているのか中々耳にすることは少ないと思います。
その中でいくつかご紹介していきます。
荒組障子 (あらぐみしょうじ)
その名の通り、桟(さん)を荒く組んだ障子のことです。
通常よりも組子の数が少なくなっています。
雪見障子 (ゆきみしょうじ)
障子の下部にガラスをはめ込み、小障子を摺り上げることでガラス面より
外部が見えるように組まれた障子です。
猫間障子 (ねこましょうじ)
障子の一部を左右または上下に開閉できるようにした障子です。
名前のように猫が出入りできる大きさの小窓がついています。
メリット / デメリット
障子には、保湿と断熱効果があります。
メリット
・カーテンよりも高い断熱性がある。
・夏の直射日光を和紙が柔らかくしてくれる。
・調湿効果がある。
その反面、
デメリット
・障子紙が破れる。
・ホコリが溜まりやすい。
・窓が結露しやすい。
まとめ
現代の住宅では、和室のある住宅は少なくなってきています。
和室に使うのはもちろんのことですが、洋室でも和を取り入れた
モダンな空間にすることも素敵だと思います。
障子は日本古来から選ばれているインテリアですので、
新築の際でもリフォームの際にも取り入れて見てもいいと思います。
以上、篠塚より愛をこめて~大久保百花でした。