要介護高齢者がいる家庭での災害準備とは?
先月の台風では、藤岡市内のいたるところで避難勧告が出て、怖い思いで過ごされた方も多かったと思います。
藤岡市は高齢者人口が多く、特に要介護高齢者がいるご家庭ではどうしたらよいかわからずに戸惑ったという方も多いのではないでしょうか。
東京都健康長寿医療センターで行った調査によると、実際に災害が起こったときに、高齢者や要介護者の災害準備は十分にされていない現状があり、高齢者本人、家族、地域の協力で災害準備をすることが求められています。
災害準備とは、上の図にある5つの項目になります。これは定期的にチェックすることも大切です。
さらに、手助けが必要な方の場合、一般的な災害物資の準備に加え、以下のことが有効であったといわれています。
▶介護の必要度や、障がいの程度によって、医薬品、医療機器、福祉用具などを準備する
▶家庭で避難計画をたてる
▶緊急時支援制度(要援護者登録制度など)へ登録する
▶避難訓練をする
▶家族や友人、ご近所の方と日頃から話をしておく
夜間や強風、悪天候のときなどは、移動中の危険が伴います。
自宅にいることが安全な場合には、助けが来るまで自宅で待機できるように準備をしておくことが必要です。
自宅をチェック✔
▶ご自宅の中の安全な場所を確認します
▶耐震補強はすんでいますか?
▶物が高く積まれていて、地震の際に荷物が落ちてきそうな場所はないですか?(高齢者の自宅では比較的よくあります)
▶避難の際に邪魔になる荷物が廊下に積まれていたりしませんか?
▶外に出られる出口を複数確保します
▶避難出口の前には物を置かないようにしましょう
▶外に避難できず、自宅に待機する場合でも、情報が得られるように(ラジオなど)準備しておきます
◆災害時に支援が必要な方に対して、情報提供や支援体制を整えるための制度です
藤岡市のホームページにもありますので、対象になる家族がいるご家庭では登録をしておきましょう。