エアコン冷房運転の節電方法
今年の夏は冷夏になるのではないかというニュースも耳にしていましたが、暑くなりだしたらとんでもない酷暑が続いていて、熱中症で体調を崩したり、病院に運ばれる人が相次いでいます。
・エアコンは節約のためにできるだけ我慢。
・エアコンは体に悪いし、夏は暑いのが当たり前!
・昔はエアコンなんてなかったけど平気だった。
こんなふうに思っている人いませんか?
家の構造や、暑さの程度が変わって来ていて、エアコンをつけずに過ごして熱中症になってしまい、場合によっては死に至るケースがあります。
とはいえ、冷やしすぎても体に良くないのも事実ですし、夏場の電気代の半分近くを冷房が占めることもあります。
では、どのように冷房を利用するのが良いのか対策のヒントをいくつかご紹介します。
まず冷房の設定温度は何度がよいのでしょうか。
動けば暑くなり、座って読書をしたりテレビを見ている時は寒く感じます。
そのような部屋での活動量や個人差、エアコン個体の違い、取り付け場所にもよりますが、おおよそ26℃~28℃が過ごしやすい温度と言われています。
・節約のためにとON・OFFを何度も繰り返すのは逆効果
電源をOFFにすれば電力がかからないから節約になると思いがちですが、冷房で一番電力を消費するのは設定温度に下げる時です。頻繁に運転モードを切り替えたり設定温度を変えるのも電力消費につながります。
自動運転に設定しておけば、その温度を保つために自動で風量を弱くした状態(省電力モード)で運転してくれます。1時間程度のお出かけでしたら電源は入れたままで出かける方が節約になります。
また、多いのが就寝時に涼しくしてからOFFにして寝たり、タイマーで1~2時間後にOFFになる設定にして、夜中に暑くて起きてしまい、またエアコンをつけるケースです。
これは節電につながらないだけでなく、寝不足と夏バテの原因にもなってしまいます。設定温度を28℃くらいにして朝までつけっぱなしにするか、タイマーを利用するなら朝4時までは電源がOFFにならないように設定しましょう。
・室外機をチェックしてみよう
設置したまま放置しがちな室外機。
でも長年使っていると室外機背面にある網目状の金属板が、埃や動物の毛などで目詰りしたりします。 運転効率が落ち電気代がかさんでしまう要因にもなりかねません。この網目状の金属板を、普段からきれいな状態にしておくのがポイントです。 裏側や側面の金属板部分は曲がりやすいため、歯ブラシなどで優しく掃除しましょう。
室外機の周りの環境もチェックしてみてください。室外機まわりの空気の流れが悪くなると冷暖房効率が下がります。また、室外機に直射日光が当たらないように工夫をするのも節電効果があるようです。
他にもエアコンごとに工夫されている機能などもありますので、上手に利用して家計への負担を減らしながら、体力を消耗せずに元気に暑い夏を過ごしましょう。
余談ですが、新しいエアコンは省電力な製品が多いです。15年以上前のエアコンをお使いでしたら、新しいものに変えたほうがお得になる場合が多いですし、暑いさなかに故障した時のことを考えると・・・(怖)付け替えのご検討をお勧めします。