ローカル通信vol.22|藤岡で活躍するプロフェッショナル対談(後編)|諏訪神社 宮司 篠宮剛様×関口廣建設㈱代表取締役 関口 貴久
12月発行の「ローカル通信vol.22」に掲載の対談内容の詳細です。前編・中編・後編に分けてお届けいたします。
対談 諏訪神社 宮司 篠宮 剛様 × 関口廣建設株式会社 代表取締役 関口 貴久
『時代に合った魅力ある地域を目指して』
[関口] 諏訪神社から愛を込めて、これからの藤岡に愛をこめて、どうしていきたいとかありますか?
[篠宮] そうですね。いろいろ難しいことを考えてしまいがちなんですけれども、その地域に住む人たちが豊かで穏やかに過ごせることが大事。
もちろん神様をお祀りしていくことと、あともうひとつ、家族がいるので、子供たちが安心して生活していけるための場所作り。先人が築いてきたものを子や孫まで伝えていく過程で、現代に生きる私たちがいる。それを「中今(なかいま)」を生きるといいます。日本人が本来持つ心を大事にしながら、時代に合った魅力ある地域となっていけばいいですね。
[関口] なるほど。なにかある?(スタッフに)
[スタッフ] 私よく神社めぐりをするんですよ。今流行の御朱印を息子が大好きで。こちらでは鬼瓦の御朱印があるようですね。
[篠宮] 藤岡は鬼瓦が特産といいますか、山口茂さんという方がいまして、今年その御朱印で使わせていただけないかとご挨拶にうかがったら、快くうけていただいたんです。一年を通してのものと、春夏秋冬季節によって変わるものがあります。そういうのがあると、どんなのがあるかなってワクワクを持ちながら来ていただけるかなと。山口さんには快くうけていただいたのでありがたいなと思っています。藤岡にはこういったものがあるんだよっていうのを神社からも発信できればいいですね。
[関口] 神社では鬼瓦使ってる?
[篠宮] 鬼は使ってないんですけど、諏訪神社の社紋の梶の葉がついていたりしますね。
[関口] 鬼瓦を藤岡市で探そうっていうのを前やったことがあるんです。半日自転車でずーっと回ったけどなかなかないんですよね。平井の方の三嶋様にちょっとあったかなぁ。あと家にちょこちょこっとあっただけ。あとは山口さんの家くらいしかない。鬼瓦の町だったらねぇ。
[篠宮] 瓦屋根が割とあるようでなかったり、あっても昔からあるようなお宅だったりします。
[関口] 山口さんちだってね、注文があるのは都内とかだったりしますからね。
[篠宮] そうですね。徳川家の菩提寺のところにすごい立派なのが。
[関口] なんだっけ、増上寺。 そうだ。
[篠宮] 黄綬褒章を受けて、「現代の名工」にも選ばれています。山口さん親子2代でたしか国から褒章をいただいているんですよね。
[関口] もっと地元で見られるようになるといいですね。
[関口] 諏訪神社ってどうしていくつも社があるんですか?
[篠宮] 諏訪神社に直接関係があるかっていうとあまりそう関係が無いんじゃないかなって思う。塚本工務店の横に英霊殿がありますが、あのあたりにもともとお祀りされていたんですけど、ちょっと地主の事情かなんかの関係で引き揚げなくてはならなくなって。
[関口] なるほど。そうやって少しずつ集まってきて、今の諏訪神社があるんですね。
群馬県の南西部、藤岡市の神社。古くから「お諏訪様」と呼ばれ、氏子九ヶ町の氏神様として信仰されています。(ホームページより)
住所 藤岡市藤岡495
電話 0274-22-0414