ローカル通信vol.24|藤岡で活躍するプロフェッショナル対談(3/3)|あけぼの保育園園長 笠原 栄様×関口廣建設㈱代表取締役 関口 貴久

祝 (1)

12月発行の「ローカル通信vol.24」に掲載の対談内容の詳細です。3回に分けてお届けいたします。

今回は3回目 最終回です。 ⇒1回目  ⇒2回目

対談 あけぼの保育園園長 笠原 栄様 × 関口廣建設株式会社 代表取締役 関口 貴久

司会 園長としてスタッフの方に対しても育てるという考え方はあるのですか。自分が意見しないということを気を付けていらっしゃるのですか。

笠原 言いたいことは言わせてもらってます。保護者から子供を預かった以上は、今日はこんなことありましたよとか、今日はこうでしたよという話をきちっとするようにと、皆さんには子供たちを守るとはどういうことか考えながらやってくださいと言っています。噂でも聞こえてくればすぐに呼びます。20何人かの所帯ですから、1人が造反しても皆なびいくのですよ。噂で批判するのは良くないじゃないですか。私は意見をきちんと聞いてからどうするか考えるように心がけています。それが安全に繋がることでしたら、問題は取り除いていけばいいわけで、まずは言いたい放題言ってもらって、こっちも言うようにしています。

関口 20人というとうちの会社も同じくらいのスタッフの数ですが、スタッフの方が園長に言いにくい空気を作らないように、話しやすいようにしているとか何かあるのですか。

笠原 笑っていればいいという感じで、沈んだ顔をしない。1日下を向いてて嫌な顔するより、ニコニコ笑ってて1日すごした方がいいですよね。私と事務局長だけが男であと全員女性です。私もどんどん言いますし、事務局長も同じこと言いますから最初は泣いてましたよ。悔しくてね。どういうことをやる、どういう方法でやるのかを口酸っぱくして言いましたから。そのかわり先生方から言われたことは何とかしてやろうというか、思っている通りに進ませてやろうと考えながら進めています。民間企業とやることは同じですから。 親御さんが安心して預けてくれて安心して送り出してもらえれば、それでいいのかなあ。まあ特殊な仕事ですね。毎年20人かその位の卒園生がいますので、今まで卒園していった子供たちは千何百人になりますかね。その子供たちがここの地域で育って独立していくってすごいと思いますよ。

関口 同じような形でできた保育園は他にあるのですか。

笠原 何箇所かありますね。美九里や中栗須などもそうですかね。こういう施設は今は珍しいですね。

関口 地域というところで見ると、あけぼの保育園さんがこの地域の方々と、習字の話とか俳句の話とかいろんなところで繋がっていて、おっしゃる通り切っても切れない仲なんだなと思いますが、地域の方々に向けてこういうふうにしていきたいとかありますか。

笠原 ここに子供たちを預けてくれとはいつも言っているのです。ここに預けて頂ければ安心してお預かりできますから。なんせ子供がいないのです。最初来る人数は80人いかなくて、年度中にやっと定員になり、卒園する頃に80何人かになっている。そういう状況ですね。多分市内の保育園、幼稚園さんはみんな定員割れていると思いますよ。学童というのがあり小学生を預かるのですが、定員は40名です。夏休みや冬休みは定員を超えていいので集まります。親御さんからいただく保育料と、市からくる人数にそった給付金で運営しているのですが、残ると全部返還なんですよ。保育園のおもちゃなどは微々たる金額ですので、人件費を引いて残ったものは返してくださいという感じです。

関口 頑張っても報われない感じですね。

笠原 それはしょうがないですね。税金だからどうしようもないですよ。政治活動費と同じように余ったら返す。ですから余分なものはない。節約して残ってもダメなので何かに使おうといってもそんなに目に見えて使えるものがないのですよね。その位厳しくなってきています。地域の方にいろんなことで解放せざるをえなくなるのですよね。いくら以上儲かったら地域に還元しなさいというのが出来ているのですよ。

関口 そういうのがあるのですね。

笠原 例えば、地域のお年寄りの方にお遊戯会をやるのでぜひ見に来てくださいと。地域の方には声を掛けるのですがなかなか遠慮して来てくれません。出来れば子供を見に来てもらいたいです。それから、何でも相談所というのがあちらこちらに出来ているのですよ。社会福祉法人でこれからの世の中で最終的に世話になるのが社会福祉じゃないですか。子供もそうですし老人もそうですし、社会福祉に関わっている施設が地域の方々から何でも相談を受けられるシステムになってきているのです。うちは人員がいないのでなっていませんが、相談に来た人を区分けをして道しるべを示してやってくださいという法律も出来て推進しています。市と社会福祉協議会から、早くなんでも相談所というのを開設してくれと言われているのです。それも将来的にはやらなくてはならないと思います。やっぱりそれはきちっとした研修を受けていろんな相談を受けた時に適切な施設や人をを紹介してあげなくてはならないですね。本当は何でも相談所をやりたいのですが、人員がいないのときちっとした研修を受けなければならないので、他の施設も同じだと思いますが悩んでいます。市役所も人がいないので、地域で、社会福祉の中でスムーズに毎日の生活を送れるように手助けしてくれと言われています。

関口 今後、もっと地域と密接な関係に

笠原 ならざるを得なくなるでしょうね。

関口 地域と密接な関係にあるところでいうと、うちの会社も建物でお世話になったり、道路でお世話になったり、地域に対して貢献しているとそういうところでは共通しているところがあるとお話を聞きながらお伺いできたところがあります。入口に看板があってあれも歴史を感じます。

笠原 昔のです。たまたま来た時にあって、昔の役員さんたちに取っとくようにと言われて飾ってあります。

司会 最後あそこの前で写真を撮らせて頂きます。今日はあけぼの保育園として気を使われている事、地域とつながりがあるお話を聞いててすごいなあと思いました。

笠原 うちは関口建設さんがなかったら建物はダメです。自分がここに来た時から、建物のことは関口さんに細かい所まで頼もうと決めています。自分でできるところはありますが、分からないので頼むのが一番いい。この建物も10年になる。中の備品類も傷んできている。新しく取り替えるものは取り替えていかないとだめなのでそれはいろいろと手助けをして頂きたい。

関口 建設会社としてご協力できることは今後もやらせていただきますのでよろしくお願いします。地元の想いで設立したあけぼの保育園は、現在も地域の人たちの集まる場であり、地域の人たちを巻き込んで歩みを進めていることに感動いたしました。そのあけぼの保育園の建設に当初から携わることが出来ていることに感謝し、弊社も地域の人たちが集える会社にしていきたいと思います。

 

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