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ローカル通信vol.24|藤岡で活躍するプロフェッショナル対談(2/3)|あけぼの保育園園長 笠原 栄様×関口廣建設㈱代表取締役 関口 貴久

祝 (1)

12月発行の「ローカル通信vol.24」に掲載の対談内容の詳細です。3回に分けてお届けいたします。

今回は2回目です。1回目はこちらhttps://www.coh.co.jp/2019/04/2244/

対談 あけぼの保育園園長 笠原 栄様 × 関口廣建設株式会社 代表取締役 関口 貴久

保育園の特徴

司会 その他に子供たちにこういうふうにしていきたいとか園をこうしたいとか園長のお考え、理念というのはありますか。

笠原 一般常識的な事ですが、きちっと挨拶ができるとか、自分のことは自分でできるとか、食べ物は大切に食べるとかそういったことを目標にして、子供たちに先生方が教えています。小学校に行った時にあけぼの保育園から来る子供達はいろいろなことで違うよというのを目標としています。

関口 教育は違いますよね。子供に対してどう与えていくのか。うちのような建設だと社員をどう育成するのかがメインになっていて、その結果製品が良くなるか否かという話になってくるので、それは重要で難しいなと思っています。

笠原 少なくともひとつの命を預かっていますから、これはもう絶対守らなくてはならないじゃないですか。子供をとにかく安全に、安心してもらえるよう心配りをして預かっています。

司会 そのお子さん達に対しての安全とか安心の部分で命を預かっているという話があったと思いますがどのようなところに気を使われたりするのですか。

笠原 預かったあと体調を崩した場合、親御さん来て様子を見てもらい、場合によってはお医者さんに連れて行ってもらうということをしています。ここにいる80人それぞれ先生方が毎日様子を見ながら、その日あったことは保護者の方に話して。先生方は慣れているようで毎日ピリピリしています。子供達は日々成長しているところが老人施設の方との違いですね。先生方は大変だと思いますよ。

関口 老人施設もうちは結構造らせてもらっています。安全面で、老人施設だと身体的には自分たちと大きさがあまり変わらないのでなんとなく想像ができるのですが、園児のためにと考える時、やっぱり小さいのでどこが危険かというのが全く違ってくるのがあって。

笠原 そうですね。テーブルの角がない。サイズもそれぞれです。

関口 高さが違いますよね。

笠原 ここは平屋でバリアフリーじゃないですか。平屋はすごくいいって保護者の方に言われるんですよ。例えば見えない2階に子供達がいて何かあった時非常に困りますからね。ここは平屋で、定員80人で間に合うように作ってもらいました。廊下もバリアフリーで躓きません。中もぶつかっても大丈夫なように角をなくしてもらってるので、すごく使いやすい。

司会 そこはあけぼの保育園さんの売りになるところですか。

笠原 そう思います。平屋で園庭が広いです。庭がこんなに広い所ってあまりないのですよ。

関口 ここで運動会をやってますよね。

笠原 はい。300人位集まりますね。全員が座って見られる位広さがあります。遊具もなるべく邪魔にならないところに造ってあるので園庭が広く使えます。ここで体操をしてマラソンもしています。

関口 何かお考えがあってマラソンとかされているのですか。

笠原 体力を段々とつけていくのが目的です。年齢によって運動の量も変わります。エアロビもやっています。年長と年中で1年通してやっています。

関口 他にはどんなことをしていますか。

笠原 年中になると先生に来てもらってお習字もしています。年長組は1年間しています。それから俳句もやっています。本動堂に先生がいるのでその方に頼んで一年に4回きちっと俳句のノウハウを教えています。時期に合わせた俳句を子供たちが作って、句集にして卒園する時に渡しているんですよ。

関口 そういったカリキュラムはみんなで考えるんですか。

笠原 そうです。みんなで。一人の考えなんてたかが知れてるじゃないですか。提案はしますが、皆さんがダメと言ったらダメなので、こんなことどう?と言った時先生方の反応が良くて、じゃあ本気で考えてみるかって皆で考えていいのが出てくれば採用します。以前英語をやろうかという話もあったのですが、英語は毎日やらないと残らないという意見があったのでやりませんでした。いろんなことを考えながら、あまり抵抗なく子供達が出来ることをやろうということで、エアロビ、習字、俳句、マラソン大会などをやっているんです。

<3回目へ続く>

リンク あけぼの保育園

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