ローカル通信vol.24|藤岡で活躍するプロフェッショナル対談(1/3)|あけぼの保育園園長 笠原 栄様×関口廣建設㈱代表取締役 関口 貴久

祝 (1)

12月発行の「ローカル通信vol.24」に掲載の対談内容の詳細です。3回に分けてお届けいたします。

今回は1回目です。

対談 あけぼの保育園園長 笠原 栄様 × 関口廣建設株式会社 代表取締役 関口 貴久

あけぼの保育園のはじまり

司会 初めに園長のほうから簡単な自己紹介をお願いします。

笠原 笠原榮と申します。ちょうど2年前に急遽お世話になることになりました。全く子供たちとかは関係ない仕事をしていたのですが、ここの役員をさせてもらっていたということがありまして、お引き受けすることになりました。年齢的にもう70半ばになりますから、なるべく早い時期には後進にと思っております。

関口 役員はどの位されていたのですか。

笠原 初めに理事を1期、その後幹事をしています。いろんなことが重なってたまたま引き受けました。本動堂の医王寺という所で、本動堂と篠塚の区民が力を合わせて保育園を作ろうということで、その時、先代の関口廣幸さんが私がやるからみんな手を貸せと言ってくれたんですよ。藤岡総合病院のいらなくなった病棟を持ってきて建てたのがあけぼの保育園の始まりなんです。

関口 そうなんですか。

笠原 そうなんです。それからずっといろんなことでこの保育園はつながりがあるんですよね。ここの園舎も建てて頂いてもう少しで10年。

関口 今見たら10年4月とありました。

笠原 ですからいろいろな面で関口建設さんとは切っても切れない縁があるんですね。基本は本動堂と篠塚のお子さん達を預かるという最初の流れで今まできています。他からも来たい方は誰でもいいですよという形で門を広げて、本動堂と篠塚を中心にしながら、尚かつ藤岡市中から、ここの園を気に入ってもらった人が今は来ています。圧倒的に本動堂と篠塚の方が多いです。

関口 昔その話はちょっとだけ聞いたことがありますね。

笠原 私立とは言いながら地区立、まあ地区で建てたという姿はずっとそのままで現在も続いています。ですからここの役員さんは、本動堂と篠塚の人以外は役員になっていません。本動堂の区長さんとか民政委員さんとか学識経験の方、篠塚も同じ条件の方に役員になってもらっています。社会福祉法人ですから、社会福祉に明るい人という人が基本にはなるのですが、地域を背負ってくださる方々を役員にということです。おじいさんにも理事長をして頂いたりという歴史があります。ここの縁は本当に地域の方々がずっと関わって来てくれていて、切ってっも切れない間柄になっています。

関口 全く違う業種から来たとおっしゃっていましたが、以前は何をされていたのですか。

笠原 前はJAに勤めていました。役員を2期させてもらって44年間JAにいました。足の先から頭の先まで全然関係のない仕事にいたって言うか。全く畑違いです。やったことのないところへポンってやらざるを得なくなっちゃって。社会福祉そのものも専門じゃないですから全然分からなくて。ここに来てから勉強させてもらっています。一般常識的なことはね大人ですから分かっているつもりでいるのですけれども中々難しい業種ですね。株式会社との一番の違いは収入が全然違います。

関口 今言った収入の違うところというのは

笠原 株式会社は仕事して営業してやればやるほど利益が上がりますが、ここは定員通りに園児が入園すれば、親御さんからいただくものと行政からいただくものを合わせて、先生方に給料を払える金額になる仕組みです。ほぼ半分以上は皆さんから頂いている税金でこういう園は運営しています。園児を増やす営業をして、園児が増えた分に関しては行政からもらえますが、株式会社との違いは一生懸命業績を上げれば収入が増えるのとちょっと違うのですよね。行政からは定員に対して何割までは増えてもいいよという決まりがあるのですが、設備が整ってなかったら増やせないんです。教室の広さ、先生の数、そういのうで条件が整えば定員以上預かってもいいのですが上限があるんです。マスコミなどで話題になっている給料が安いとか、先生方の待遇が悪いとか。介護をやっている老人施設とかもそうですが、そういうイメージが強いですよね。園としてはなるべくそういう風にならないように心掛けているのですが、収入が決まっているのでその範囲でやらないとなりません。

建物が傷んだ時に、高額なお金がかかる時も困ってしまいますね。毎年毎年いくらかでも積み立てが出来て、ちょっとした修理ができりようになればいいのですけど。なかなか難しい面がありますね。だから、床暖とか電気とかも節約できることはしています。私なんかも民間人なので無駄なことはよそうと思って、やり過ぎて先生方に嫌がられます。きちっとした計画の中でいろんなことをやるというふうに私たちは民間でやってきました。ここも何かをする時にきちっと計画を作れって言われるんですよ。行き当たりばったり的なことはダメって。例えばイベントする時にどういう人が関わってどういう規模で、どの位地域の人に来てもらったりとかきちっと計画をたてるようにしています。

関口 園長が入られたことで計画を立てて、今まで曖昧だったものが計画を立てて園の中が少しづつ変わってきていると。

笠原 それはあると思いますね。家庭でも同じだと思いますが、そこはしっかり計画を立ててやろうと。いろんなことも補正を立てますし来期の事業計画も収支も予算もきちっと一般の会社と同じことをここもやらさせてもらって。日々の事業や行事についても計画はつくります。そこまでやっていたほうがいろいろな意味でいいのかなと。

 

<2回目へ続く>

リンク あけぼの保育園